暮らしの楽しみ | 和蝋燭のある一日
秋が待ち遠しい今日この頃、
この夏の疲れがずいぶんとたまった。
体調のバランスを整えるために、いい睡眠を心がけたいもの。
夕暮れ時に、ろうそくに火を灯す。
炎をながめていると、静かな時間の中で心がリセットされていく。
ろうそくの火のゆらぎは″1/f(エフぶんのいち)ゆらぎ″といわれていて
わたしたちの暮らしの身近に存在している。
木々がそよぐ音 木漏れ日 そよ風 さざ波 水のゆらぎ
焚き火の炎 川のせせらぎ 鳥のさえずり 雨音 電車の揺れ…
規則的なリズムと不規則なリズムが いい感じに組み合わさって
それらを眺めたり聴いたりしていると
心を落ち着かせる効果があるといわれている。
…そういえば昔 昼下がりのローカル線に揺られて
車窓から見える緑のトンネルが 気持ちよすぎて
寝落ちしたなあ。
あれは、ゆらぎが気持ちよかったんだな。
和ろうそくのある暮らし。
箱を開けると小さいナチュラルカラーの和ろうそくがせいぞろい、なんともかわいい。
この和ろうそく 植物由来の素材でできていて 煙のにおいもなくエコなのだ。
今日はどの色にしようかな、と迷うのもまた楽しみのひとつ。
火をつけると ぱちぱち・ジュと音が鳴り、いい感じ。
初めは小さな炎で柔らかな灯りに包まれる。
炎の根本が青くてきれい。
赤い炎よりも青い炎の方がより熱いらしい。
炎はだんだん大きく明るくなる。
すっと伸びる炎 大きく膨らむ炎。
時々、静かに、ぱちぱち・シュボ・ジュ…
焚き火を思い出す、自然の音に癒される。
伸びたり膨らんだり
和ろうそくの炎は、いきものみたいだ。
あっという間だけど、ゆったりした時間。
よく眠れそう。
ただじぃっと炎に見入るだけでもいい。
アロマを焚いて好きな香りをプラスするのもいい。
日常の楽しみをひとつ見つけた。
20230820
maki