tea stand | ラテと茶の湯
2024年5月、香川県高松市の中心地にオープンしたHIYORI WASANBON tea stand。
ふらりと気軽に立ち寄れる、テイクアウトメインのカフェです。
ベーシックな深煎りコーヒーとクラフトティーをはじめ、和三盆糖をふんだんに使用したドリンク、食べ歩きにぴったりのスイーツをご用意。
もちろん、HIYORIの和三盆商品も各種取り揃えています。
ほど近い栗林公園の散策やアーケードでのショッピングの合間に、ほっと一息いかがでしょう。
数あるメニューの中でも年齢・性別問わず広くご注文いただくのが、HIYORIオリジナルの3種類のラテ。
上質な抹茶、ほうじ茶、モラセス(糖蜜)をベースに、たっぷりのミルクと和三盆だけを加えてお作りしています。
この上なくシンプルだからこそ、ひとつひとつの工程や食材選びには徹底したこだわりを。
古くから、お茶会で抹茶と一緒に提供されていた和三盆。
和三盆の上品な甘みが口の中でほどけきらぬうちに「薄茶」と呼ばれる抹茶を飲み、広がっていくハーモニーを楽しむものが主流です。
また、桜や梅や紅葉といった四季折々の木型を用いて作られる和三盆は、お茶の席をパッと彩ります。凛とした抹茶の落ち着いた佇まいとのコントラストに、世界中の人々が魅了され続けてきました。
しかし、コーヒーや紅茶、洋菓子が一般化した現代の日常では、日本のお茶と和菓子に触れる機会も減ってきたのではないでしょうか。
難しそう、敷居が高い、苦いかな……そういった印象を、クリーミーで優しい”ラテ”にすることで飲みやすく、カジュアルに。
和三盆って、お茶って、こんなに美味しいんだ―――そんな”発見”を、皆さんに味わっていただければと思います。
そしてHIYORIのラテが、本格的な茶の湯への出発点になりますように。
和三盆とお茶という伝統的なペアリングをまるごと感じられる、”和三盆抹茶ラテ”と”和三盆ほうじ茶ラテ”。
このために選び抜いた茶葉の旨みとまろやかなミルクが、和三盆本来の甘みに包まれてひとつにまとまります。
どちらも和三盆のみで甘みをつけているので、すっと溶けるような繊細な風味が印象的です。トッピングの糖蜜ソースで全体に深みもプラス。
一口目から飲み終わりまで、幸せな味わいがずっと続きます。
鮮やかなグリーンが際立つ”和三盆抹茶ラテ”は、ほろ苦さと甘さのバランスが絶妙。
抹茶と和三盆糖のよさが一番ひきたつ配合を追求し、季節を問わず何度でも飲みたくなるような味に仕上げました。
まったりとした茶色が美しい”和三盆ほうじ茶ラテ”は、飲んだ瞬間に広がるほうじ茶の香りが感動的。なんとも癒される美味しさです。
糖蜜のコクとほうじ茶の香ばしい渋みがマッチし、満足感あふれる一杯になりました。
この二種類、実はHIYORIの定番商品”プレミアム濃茶和三盆”をイメージして作ったスペシャルなドリンク。
和三盆の方はお土産にもぴったりなので、ぜひ家族や友人と一緒にゆっくりと味わってくださいね。
そして、身体に嬉しいノンカフェインの”糖蜜スパイスラテ”。
糖蜜とは、さとうきびから和三盆糖を製糖する際にとれる希少な蜜のこと。黒糖やラム酒を思わせるこっくりとした甘さ、ビターな香りが特徴です。
HIYORIの和三盆商品にも配合している特性のスパイスをトッピングすれば、異国情緒あふれるマサラチャイのような風味に。スパイス効果で身体がぽかぽか温まるのも嬉しいところ。
素材の味をしっかり感じたいときには、牛乳から豆乳にカスタマイズしてお作りすることも可能です。
そのまま飲んでもほんのり甘い、国産の無調整豆乳をたっぷり使用。牛乳よりも軽やかなので、和三盆糖やお茶のうまみが更に際立ちます。
きりっとアイスも美味しいし、やさしいホットも捨てがたい。その日の気分に合わせてお選びください。
楽しいこだわりは、ドリンク提供アイテムにも。
素朴な風合いのカップとストローは、さとうきびを絞った後にできる“バガス”という繊維質で作られたものを使用しています。
適度な強度と圧縮加工のしやすさが、バガスの魅力。紙製のものに比べてふやけにくいので、口当たりもなめらか。焦らずゆっくりとドリンクをお飲みいただけます。
まるで、広いさとうきび畑の中でくつろぎながらラテを味わっているような、心地よいひととき。
瀬戸内のほがらかな情景を思い浮かべながら、「ちょっといい日」をお過ごしください。