和三盆シュトーレンができるまで
千葉県の白井市にあるパン屋さん「ベーカリーハイジ」さん。
「とっても美味しいパン屋さんがある」
そう教えてもらい、サンプルでモラセスを使っていただいたことが出会いのはじまりでした。
モラセスを使った食パンをつくっていただいていたのですが、シュトーレンにも使ってみたと連絡をいただいて出来上がったのが、毎年人気の「和三盆シュトーレン」です。
モラセスのコクがしっかりと出ていて、ドライフルーツの味も引き立たせてくれる、
とっても美味しいシュトーレンにこれまた感動してしまいました。
和三盆モラセスのこと
和三盆モラセスは、和三盆糖をつくる過程でできる糖蜜です。
「ほそきび」と呼ばれる和三盆用の貴重なサトウキビを搾汁し、そこから手作業でアクを丁寧に取り除くことで、優しくて・他にはない味わいの糖蜜ができあがります。
和三盆モラセスは、そのものが主役となるのではなく、味をまとめてくれたり、深みを出したり、他のものを引き立てたり。
そのような使い方がぴったりです。
和三盆シュトーレンができるまで
シュトレンの仕込みは夏から始まります。
白井市の梨、りんご、アプリコットやクランベリー、レーズン、マンゴー、イチジク、オレンジ。
合計8種類のドライフルーツを洋酒に漬け込んでいきます。
ドライフルーツと洋酒が馴染めばまぜる。馴染めばまぜる。
これを冬になるまで繰り返し行うのだそう。
ひとつひとつのこういったこだわりが、口に入れた時に感動を生み出してくれる一番の調味料なのかもしれないですね。
シュトレンは真ん中から切り始め1cmくらいの幅で切ると美味しくいただけます。
保管する場合は、切り口と切り口をくっつけて、しっかりとラップで巻いて乾燥を防ぎます。
1ヶ月間は味わいが深まり、よりおしいくお召し上がりいただけます。